2015年7月11日土曜日

小さな家


必要最小限の物で暮らす。いまの自分にできていないことを夢想し、道端の小屋や平屋を眺めてはため息をもらす。ジャン・プルーヴェが発案した、パネルを合わせるバラックや、杉板を組む日本の伝統様式がいい。いつかは小屋を建てたいと恩師に言ったとき、奄美、加計呂麻島の高床式民家がいいよね、と。映画『寅さんはつらいよ』では、ヒロインのリリーさんの住居という設定。漠然と正方形、高床の木の家に憧れる心を見透かされたようで驚きました。


松尾芭蕉が大川端(隅田川)の水辺で暮らした平屋のように、小さな家が大きな木と余白に囲まれているのが理想。ランニングコース脇の平屋はややファンシーな様式ですが、まわりのゆったりとした余地がいいなぁと惹かれます。

SIGMA DP3 MERRILL

追伸:無印良品が販売予定の小屋「MUJI HUT」も気になります。東京ミッドタウンに観に行かなくちゃ!