チベットの聖なる山・カイラス産かもしれないクリスタルを護符として身に着ける毎日。その鉱石の神秘的な力への関心から、チベットの祈りの在り方を知りたくなった。曙橋「タシデレ」で体が悦ぶおいしい伝統食をいただき、店主・ロサンさんに映画『ラサへの歩き方』の前売り券を分けてもらう。同時に、ロサンさんと奈津子さんが営む、この店の魅力はきちんと深く取材し、紹介していこうと決める。
中国で300万人が観て、若い人たちの心に大きな影響を与えたという映画。チベットの小さな村に暮らす11人の村人がラサとカイラス山まで約2,400kmを一年かけて巡礼するロードムービー。両手・両ひざ・額を地面に投げ伏して祈る「五体投地」という方法で聖地を目指す。苦行とは思わず、当たり前のように前へ前へと進み、他人を敬い、笑い、眠る。人はここまで清く純粋になれるのか、祈りの強さ、優しさ、慈愛、徳の高さに心揺さぶられた。今は僕の首元にある石も彼らとともに旅していたのかと想うと、胸が熱くなる。
上映後には、イメージフォーラム内でチベット仏教の高僧ニチャン・リンポチェ師を囲んでの和やかで温かなお話会があり、参加。
観音菩薩のマントラも書いていただいた。ユーモアもたっぷりで、まず人として魅力あふれる方。素直に敬意を抱けました。チベット文化をピースフルなマインドで広く伝える映画監督・翻訳者のロディー・ギャツォさんにお会いできたのもよかった。ロディさんには改めて、じっくりお話を伺いたいな。最新作『ぼくの村は天空にある』も観たい!
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4



