2019年3月2日土曜日

TSUKUI



鎌倉、若宮大路を過ぎて妻と落ち合い、平日にせっかく休めたのだから昼呑みしようと御成通りへ移動。10数年前に雑誌「湘南スタイル」別冊のレストランガイド1st Issueを制作したときに、いちばん印象深い取材先となった「津久井」の暖簾をくぐる。ずっと変わらぬ佇まいの常緑の庭を眺め、海からの光に照らされる陰影が深い室内で、鉄板を囲う。人気の『津久井天』はあまり具材を拡げず、小さく厚く焼くのがコツ。



名物の『豆腐焼』は店の人が焼いてくれる。豆腐を卵で包み、かたちを整える。淀みない手さばきに見惚れる。



景色と空気感、おいしさを久しぶりに味わい、「鎌倉らしさ」を守る店主の気概に改めて感服、感謝した。この店があるから、御成通りが好きでたまらない。

LEICA M-E , 7ARTISANS 28mm f1.4
iPhone XS (shooting by focus)