平成最後のほぼ満月を富士山と絡めて撮れないかと、満月と前後3日間、月入りの早朝に起きた。週末は少しはゆっくり眠っていたいところだが、前の晩から意識しているから自然と眼が覚めてしまう。ビーチに向かう前に屋根裏から様子を伺うと、連日の春霞。富士山どころか対岸の伊豆半島も霧の中に隠れていた。残念な気持ちとともに、そんな春らしい景色が記憶にとどめられていくのだろう。
朝5時に顔を出す太陽の斜光が居間の植物をかすかに照らす。空振りとなった早起きだが、劇的なスポット光に立ち会い、得を得た。
LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm