雑誌『RiCE press.』の蕎麦特集で気になったのが、南大塚の「小倉庵」。手打ち蕎麦をリーズナブルに提供し、旬のアイデアメニューを含めて多彩な選択肢が魅力。ぜひ暖簾をくぐりたいと願っていたら、新たな仕事の縁でそばの事務所で打ち合わせすることになり、幸運を喜んだ。誠実そのものの、おいしさと値段。蕎麦を撮ってもよいですか？と尋ねると、「ありがとうございます」と一見客の僕に頭を下げられた。身体も心も深く満ち足りて会計しようとしたら、Suicaなどの交通系カード、クイックペイにも対応しているとわかり感激。クラシックな佇まいなのに、蕎麦店の未来形も感じさせる佳い意味のギャップが素敵すぎる。この一軒があるから、この街が大好きになった。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. /f1.4