旅する骨董商・喜八さんが見出し、すくい上げてきたチベットの古くて美しいものを撮らせてもらいました。澄んだ眼と心を感じさせるものばかり。真摯で誠実な彼の人柄を伺わせます。
物欲まみれの僕ですが、これらのものと向き合っていると、不思議と心が鎮まり、神妙な気持ちになり、祈るようにシャッターをきります。まさしく無の境地になれるのです。
その美しさと経歴に敬意を表し、白バックで純粋にものを際立たせて記録し、自作ZINEにて簡素にまとめてみました。テキストは文才豊かな喜八さんが書いています。今回は家のプリンターではなく、気になっているHand Saw Pressにてリソグラフでの印刷を検討中。まずは出張先の「ガリ版印刷発信基地」を訪ねてみようかな。
SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8