午後、築地の仕事場から葉山一色に戻り、元御用邸敷地のしおさい博物館で搬入、展示作業。松に囲まれた空間で過ごし、希薄な情念、抑制ある品格、先日訪れた皇居との共通性、実業家の庭園との違いを改めて感じました。ここはまぎれもなく清浄な神域です。
明日から「葉山一色海岸アート展」が始まります。ぼくは何度か報告した通り、水平線に沈む月と太陽のほのかな光に溶ける色をリソグラフの2色印刷でおぼろげに表現。凝視しているうちに、心に主題である富士山が浮かび上がるかもしれません。その曖昧な視覚体験で幽幻の世界に誘いたいと思います(笑)。
ぼくは11日、12日の午前中、会場に立っています。武蔵小山「Hand Saw Press」のリソグラフでプリントした写真は若干試し刷りもしていますので、ぼくが居るとき限定で、声を掛けていただければ、ご希望のものを差し上げます(A3サイズで持ち帰りには負担になりますが・・・。合言葉は「ブログで見たのですが」。11日、12日の午前中以外は対応できません)。また、一色海岸から撮った朝夕の富士山をプリントした缶バッチ(こちらはCMYKの4色刷り)も差し上げます(こちらも数に限りあり)。
SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8