2020年1月6日月曜日

SANKEIEN



厄から解かれ、年始は毎日外出。アクティブな一年になる予感。横浜、三渓園も初めて散歩。



山水をとりこんだ美景がひたすらつながる。和の美意識を極めた空間。



水鳥を眺めてきたらカワセミが目前に飛来した。幸せの碧い鳥、運が良い。今度は望遠レンズを携えてこよう。



自然に親しむ配慮も随所に。このサービス旺盛さは異国文化栄えた横浜スタイル。



流水になごみ、茶屋でひと休み。




蕎麦も団子もきちんと美味しい。茶屋の配置も絶妙。




あえて、あるがままにするセンスが佳い。




石の遊びもあちこちに。視野を狭めての回遊が愉しい。ゆっくり観て歩くと2時間が過ぎていく。




澄んだ空気と光、真冬の繊細な陰翳に夢心地。



波うつ硝子から揺らぐ光がさしこむ。



庭の植栽を映す床の間。



揺らぎとシンメトリー。相反する景色が溶け合う。なんというバランス。鎌倉や京都から移築した仏教建築が点在。神域で目にするのと異なり、アートを愛でるような、伸びやかな心地になる。



茅葺きに落ちる木影。



陰翳礼讃の世界。ミニマルな灯りに心鎮まる。



囲炉裏で薪を焚く。自宅の土間と同じ薫り。



とにかく樹々の造形、存在感がすごい。紅葉がさぞ素晴らしかっただろう。



また、花咲く時季に再訪するね、と虎猫ちゃんに挨拶。工藝美とは異質の世界観だけど、かつての富裕者の想いをしっかり感得できた。

備忘録 : 園内に外国人がたくさん居たのに室内は見かけなかった。靴を脱ぐのが面倒なのか、暗がり多い詩的な暮らしが日常で、興味が無いのか。

LEICA M-E , SUMMILLUX50mm ASPH. / f1.4