葉山から三浦市まで半島を南下。金田湾まではクロスカブにまたがり30数分。漁港に寄ると、生簀のパーツだろうか、海水と潮風でエイジングした漁具が眼に入り見惚れた。
実用の物が醸す情景にときめき、ここで何かの撮影をできたらと妄想。しかし何という鮮やかな色だろうか。首里城の朱みたいだ。琉球に呼ばれている気がする。
まずは店内を物色。イランの神獣に眼が留まるのは目下の関心事の作用か。
漁船の灯りに用いた陶器(右)と、このかたちを取り入れた蚊取り線香置き。店主、高梨さんがこの非売品の漁具を持ち出してきたのは偶然だが、必然の出会いのようで不思議な気持ちになる。予兆が事前にあったから。
いよいよ本題。コレクションの逸品を土間に並べ眺める。かたち、模様の美しさにひたすら心打たれる眼福のひととき。
続く
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4