2020年11月18日水曜日

紅葉と蘇民将来



限られた滞在時間のなか、上田でどうしても訪ねたかったのが信濃国分寺



静かな境内で見事に染まる紅葉。眼が美しい彩色に魅了され、心鎮まりました。




散る葉はあえて掃き払わず自然のままに。おおらかで悠然とした空気と澄んだ光に包まれ、道中を急ぐ気持ちが霧散していきました。月並みな表現ですが、こういう空間を最高のヒーリングスポットというのでしょう。




ハス田の寒色と鮮やかな植栽とのコントラストがまた佳く、見入ります。枯れたハスは本堂で分けてくださいます。



ずっと欲しいと願っていたお守り「蘇民将来」を授与していただきました。右の大きなものは1月7、8日の大縁日限定ですが、左の小さなものは年中、授与されています。



本堂脇の休憩処「招提庵」には大小さまざまな蘇民将来が飾られていて、憧れのものがずらりと並ぶ壮観に感激。



地元農民の組織「蘇民講」が七福神の絵を描いた蘇民も。これは1月8日、朝8時からの授与。住職などが文字と文様を書いた蘇民将来は大小7種ほどあるそう。どちらも素材は薬木ドロヤナギ。原木を蘇民講が農閑期に加工して形づくり寺に納めているのだとか。



飴色を過ぎて黒ずんだ古い蘇民将来も並び、息を呑みました。いつの時代のものでしょう。このお守りは湯治した叶屋旅館の先代もたくさん集めていたそうですので、地域の人たちは新年ごとに参拝し、授与を重ねて信仰を篤くしていったのかもしれませんね。

LEICA M-E , SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4