初冬の今、10分間ほど北東に位置する我が家のキッチンに昇りつつある朝陽が差しこんでくる。春夏と違って光の質は穏やかなものの、午後3時過ぎの夕陽と比して明らかに照度は強い。日中は温暖な葉山でも朝は肌寒く、空気がより澄んでいるからだろう。
葉山一色海岸の日没後に染まる空と海をモチーフにしたこの菓子も朝陽に照らすとおもしろい表情になった。ただ刻々と移ろう明かりに合わせてせわしなくセッティングを変える必要があり、その緊張感が視覚と思考をほど佳く刺激してくれる(笑)。ちなみに写真左の翳りは裏庭の木。
先日の満月は半影月食で地球の影で月が半分暗いトーンになっていたが、『満ちる月』と銘がついた黒糖寒天と味噌餡球体の菓子も北東からの陽光で照らすと、まさしく半影月食の趣きをかもした。光の角度と質が朝夕で異なるニュアンスを生むことに気づき、愉しみながら撮影を重ねている。
PANASONIC GF-1, MACRO ELMAR 90mm / f4