太陽がマイ星座の山羊座に移り、土星と火星が約400年ぶりに最接近するように見え、地から風の新たな時代に変わった日。町内の友人たちと葉山下山口と周辺の聖域や魔界を歩いた。峯山の秘境、大池(赤池)、久留和グランド付近の畑、峯山稜線上の元乗馬場、下山口の星山地区にあるゲルテント空間、元星山温泉、平集落をめぐる5時間近い探索。
葉山にはビジターにとって結界と思える場所があるが、そこに純粋な好奇心と地域の人脈によって踏みこむ深く濃いトリップになった。行く先々で長年の謎を解いてくれる案内人との出会いを重ねた不思議な半日。自然な流れに乗って愉しめるメンバーだったからの縁かもしれない。
とくに鎌倉時代、平家の気配を感じる平集落は印象に残った。差しかかったとき、まるで訪問を待っていたかのように住民のひとりである郷土史研究家が入口に立ち、その奥へと誘ってくれた。平兼盛の墓と伝えられる五輪塔のあたりには神秘的な空間感が満ちていて心鎮まり、眼にできた悦びが胸に沁み入ってきた。住宅地開発が進む葉山だが、聖域はいまだ守られているのだ。
下山口は一色の隣、歩いて20分ほどのエリアだけど、峯山の山裾は気温がぐっと下がり、冷寒に身体が震えた。陽当たりに一日中恵まれる一色の海岸近くに暮らせているありがたみにも改めて感じ入ったマジカルツアーとなった。
LEICA M-E,SUMMILUX 50mm ASPH. /f1.4