正月は澤乃井の樽酒を堪能。日替わりで酒器を替えて味わい、心と眼も酔う。3日目は倉敷ガラスを選択。小谷真三さん、小谷栄次さんの親子がそれぞれ制作した吹きガラスである。
栄次さんの縦モール徳利はいつ入手したのか忘れたが、ずっと窓辺の棚に飾り、陽光を透過させて鑑賞していた。用を果たすのは初めて。父、真三さんとは対照的なかたち。端正で繊細な手の動きが眼に浮かぶ。
真三さんのぐい呑みは、工藝美を教わった恩師であり、鎌倉「もやい工藝」前オーナーの久野恵一さんから譲られた貴重な非売品。気ままに斜めのモールが入り、光が妖しく奔放に煌めく。見つめていると非現実の世界にトリップしてしまいそうだ。生真面目か、不真面目か。相反する佇まいのどちらも佳いと想う。工藝良品は飾っても実用するのも自由だが、普段使いには栄次さん、ハレの特別な日には真三さんのガラスに自分は手を伸ばしたくなるかな。
LUMIX GF1, LEITZ OUFRO+SUMMILUX50mm ASPH. /f1.4