2015年5月2日土曜日

Bamboo Deck


草木に囲まれた丘に暮らし、草文化を探究している矢谷左知子さん。彼女のシンプルでセンスのよいライフスタイル、表現に魅了されています。海を見渡せる自作デッキもまた、高い美意識に感服させられる心地よい空間です。用いる素材は真竹や孟宗竹、棕櫚縄のみ。それを独自の感覚で美しくモダンに組んでいます。そこらじゅうに自生しているのだけれど、現代の生活では使われなくなった身近な植物。そのよさを見つめ直し、活かす。デッキDIYも矢谷さんが植物を介して伝えようとしていることの一環なのだと思います。このデッキを眺めていると、竹の感触を肌で感じ、青空の下、寝そべりたくなります。その快楽体験が連休後半に実現できそうです。先日発売された雑誌「BRUTUS」の表紙で居住空間が紹介されている、葉山在住の造形作家おおくぼともこさんがこの場所でフィンランドの「ヒンメリ」づくりのワークショップを催すのです。すごく楽しみ!

SIGMA DP3 MERRILL

追伸。「BRUTUS」800号、p.19のヒンメリがたくさん天井からぶら下がるビジュアルがたまらない。もし自分が編集担当だったら、この写真を見開きでどーんと掲載したいです。