2016年8月17日水曜日

続々・夏のカレー


連日、昼ごはんと夕ご飯の食材を収穫しに、丘の頂上の畑「パラダイス・フィールド」へとゆっくりジョギング。夏野菜は成長が早い。カレーの材料とサラダにしようと考えているウリ科の野菜は日ごとにグングン大きくなる。その違いを連日足を運ぶことで見て取れるのが嬉しい。


トマト各種も収穫の真っ盛り。熟した果実が華やかな色で摘みごろを伝えます。少し冷やして、フルーティな甘みをいただきます!


きょうもまたカレー。教科書はケンタロウの「小林カレー」。旧「クウネル」のアートディレクションで知られる有山達也さんのデザイン、長野陽一さんの撮影、尊敬する編集者・山村光春さんの取材・文という最強な制作チーム。スタイリッシュなケンタロウ本の中でも際立つ一冊。葉山一色海岸をロケ地に選んでもいる料理写真とレイアウト、文章が秀逸。楽しく料理に向き合う気分にさせてくれます。今日の参照レシピはナスとジャガイモのカレーから(別にベジタリアンではないのですが、たまたま今回は豚肉抜き)。


はじめにゴロッと切ったナスを塩水に浸すのがポイント。妻によれば、これはお母さんの小林カツ代さん伝の流儀らしいです。ナスのアクが抜けます。


塩水から取り出し、ひとつひとつキッチンペーパーで水気を拭い取る。本には書いていませんが、このひと手間が仕上がりに大きな差を生むとみた。各自の想像、工夫を誘うテキストの語感・余地にぼくはとても惹かれます。ラフさとていねいさのバランスが大事。



ケンタロウいわく「やわらかく煮た」ジャガイモを炒める準備。段取りが料理を成功させると心得、同時進行でパニックにならぬよう順番を考える。その創造的行為が気持ちい。


胡麻油でしっかり炒めたナスとジャガイモ、青唐辛子に料理用日本酒、醤油、オイスターソースで味を整え、味見しつつ岩塩も追加。しまいに久里浜「ナーガ・ラジャ」の特製カレーパウダーを投入すれば出来上がり。見た目はなんですが、(自己満足で)劇ウマなカレーとなりました! なんといっても旬かつ新鮮なナスが旨いなぁ。


キュウリをつまみ、ビールを飲みながら満腹の多幸感の余韻に浸ります。今年のお盆休みはこうして家で、穏やかに過ごしています。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm/f1.4 ASPH.
MACRO-ELMAR90mm/f4