2015年6月19日金曜日

アジサイ


野生の植物、南国の植物、ヒマラヤ原産の芭蕉など。温帯・熱帯が混じり、カオスな生態系を呈している我が家の小さな庭。冬には鉢植えした紫陽花が仲間入り。2軒隣からいただき開花した3輪はヴィヴィットな色彩で目をひきます。鎌倉をはじめ、近所に紫陽花の名所は数多くあれど、今までベストシーズンに足を運ぶほど興味をもつことはなかった。それなのに、自分で育ててみるとゲンキンなもの。不意に愛情が芽生え、その美しさに強く惹かれるようになりました。さまざまな色彩が豪華絢爛に咲き誇るさまに目が泳ぐのもいいのですが、紫と青、白の微細なグラデーションを、少ない花でじっくり見つめるのが個人的には好みです。


毎朝目をやることで、この花は徐々に色が濃く染まっていくのを、はじめて知りました。艶やかな色彩への変貌ぶりに驚きます。どのタイミングが見頃なのかは、人それぞれなのでしょうが、色の劇的な移ろいまでも楽しめるのも魅力の一面なのかな。紫陽花の名所、鎌倉・長谷寺は入場まで、なんと90分待ちという人気もわかる気がします。

LEICA M-E SUMMILUX50mm