2019年7月17日水曜日

Longarico



湿気を払おうと、爽やかなワインを愉しむ。シチリア州「ロンガリコ」のナチュラル。インポーターによれば「杏、ラベンダーの香りと酸味、ビターな余韻」が特徴とか。ふぅんと、その気にさせられ、じんわりと身も心もとろけていった。柑橘系や花の風味。たとえは、やはり美味なコーヒーの表現に似ている。

SIGMA DP3 MERRILL75mm / f2.8


2019年7月16日火曜日

5



僕は重度のコーヒージャンキー。週末の早朝に豆を切らしたら困窮するのに、なぜか前日の朝に200グラムの豆が空になる確率が高い。家から最寄りの「THE FIVE★BEANS」の開店は朝11時だから、待ちきれずに金曜日の夜、浮気して東京で補充することも多々。しかし、初志貫徹できたときは、歴然とした美味しさの違いから、妥協はいけないと自分に言い聞かせる。



深煎りのフレンチローストがマイ定番だけど、先日は久々にフルーティな『エチオピア イルガチェフG1 アリチャ ナチュラル』を選択。雑味が出ないよう旨味を最大限に引き出し、丁寧にドリップしたら、目下、夢中になっているオレンジワインに通じる味わいに、改めて心酔。ワインとコーヒーはよく似ている、快楽的嗜好品だなぁ。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8




2019年7月15日月曜日

B



雨の連休中日。八ヶ岳倶楽部までLEAFで途中、SAや道の駅にて往復4度、急速充電しながら約3時間ドライブ。茅ヶ崎〜圏央道〜中央高速ルートでアクセスしたら、充電に寄る計120分に及ぶ休息効果もあってか、葉山から意外に近く感じた。今後は積極的に山梨方面へ足を伸ばしそうな予感。



目当ては日本野鳥の会によるポップアップショップ。名誉会長の柳生 博さんと楽しくおしゃべりして、誠実で親切なスタッフの助言を受け、オリジナルの長靴を購入。気持ちのよい買い物を愉しんだ。



レストランで桃のカレーを味わい、森林リゾートのゆったりとした空間感にくつろぐ。



名物のフルーツティで和んだら、柳生さんが丹精に手入れしている裏の森を散歩。



美しく整った下草や枝ぶりから情愛が伝わり、心洗われる。柳生さんは樹に登って剪定しているとか。「だから、僕は下から見上げるのではな、鳥を背中から見られるんだ」。自然と集まる愛らしい野鳥たちを日々、ワイン片手に眺めているそう。



妻が可憐なキビタキを見つける。彼女はバードウォッチャーとしての才があるのではないか。探鳥の関心が高まり、これから深めていきたいと願う。まずは、道具が大事、とまたかたちから入っていこう(笑)。
柳生さんの人柄に魅せられ、余韻に浸って翌朝、家でこのブログを書いていたら、目前のモニターでルパン3世PART1が放映され始めた。柳生さんの妻が峰不二子の声を演じた黄金期の映像。なんだろう、この偶然。鳥の縁に導かれている。

LEICA M-E , SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4








2019年7月14日日曜日

only you



雨の週末。久しぶりに県内の温泉リゾート「おんりーゆー」まで約2時間ドライブ。



川辺の露天風呂では濃密な水の潤いに包まれ、視界は緑一色に占められる。



着くなり、地元食材の滋養豊かな料理を味わう。このバイキングも大きな魅力。



デザートもおかわりして大満足。つい食べ過ぎてしまう。



1時間半ほど湯に浸かり、肌は滑らか、しっとり。



湯上がりはテラスでうたた寝。



ハンモックでは熟睡必至。



運良く雨が小休止してくれた。



テラスと室内のカフェでは豊富なドリンクメニューを愉しめる。キーストラップのバーコードでオーダー可能な仕組みも便利。



葉山からほどよく遠い距離に、トリップ感もそれなりに満喫。目下のところ、我が家には最高のくつろぎ空間。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8



2019年7月13日土曜日

B/F



木曜の夜はまた築地場外市場「酒美土場」でオレンジワインの角打ち。先週、心身に沁み入ったジョージアのワインを輸入する「ノンナ アンド シディ」の岡崎さんと初対面。ボトルをシェアして、ジョージアでワインを醸造するジョンの人柄や、伝統的な醸造法「クヴェリ」、農家の暮らしなどを聴く。翌朝は佃島から築地まで霧雨降る道を傘をささずに歩き、途中、亀島川の「Cawaii Bread & Coffee」で朝食。



タイミングよければ、吉田牧場のチーズを用いたサンドイッチが並ぶ。あったときは、オオヤミノルさんのコーヒーとともに水辺で味わう。



デニッシュもおいしい。ふつうのパン屋さんのは食後にバターがもたれるのだけれど、ここのはくどくない。朝7時から穏やかな幸せに浸れる一軒。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8
LEICA M-E , SUMMILUX50mm / f1.4

2019年7月12日金曜日

M



80~90年代初頭、モダンなプロダクト製品を探しに「銀座松屋」へよく足を運んだ。当時は洗練されたデザインに出合える、日本では稀少な空間だった。デンマークB&Oのオーディオ製品など、高値の華も多かったが、キッチン&ガーデンツールなど気軽な日用品も揃え、物をフラットに広く陳列する斬新な売場では眼が泳ぎまくり、夢中に買い物した。その銀座松屋に直結する銀座駅A12出口につながる通路の円柱や低い天井、ほの暗い照明が醸すムードにも強く惹かれた。銀座らしいハイカラな景色に思えた。



その地下通路がタイルの装いを新たにお披露目された。古代ローマのテルマエ・ロマエ(公衆浴場)を想起させるエクステリア。クラシックで優美。銀座の松屋らしい粋な設えにまた魅せられる。


タイル壁面の反対は大きなショーウィンドウ。初夏のディスプレイはバカラが主題。





イラストレーターWALNUTが手がけた、東京がテーマのタンブラーなどを展示している。



バカラのきらめきを眺めていたら、使いたくなり、鞄のなかのヴィンテージ・ショットグラスを近くの木挽町「盆源珈琲」に持ちこんで、エスプレッソダブルでひとやすみ。バカラを持ち歩く編集者。そんな酔狂な道楽者はほかにも居るかな(笑)。

SIGMA DP3 MERRILL75mm / f2.8

2019年7月11日木曜日

P/M



コンビニから高級ショコラティエまで、チョコレートを探求するチョコレートくんによれば、世界をリードするのはベルギー、次いでフランスのショコラティエによるものだそう。とくに秀でているのは「ブノワ ニワン」とのことだが、ベルギー国内に5店舗のみの展開。日本ではバレンタインなどの時期に、ごく一部のチョコレートしか口にできない。そこで、ベルギーの実力を味わいたくて「ピエールマルコリーニ銀座店」を訪ねた。



いただいたのは定番のチョコレートパフェ(税込1,728円、現金で支払うと1,720円)。詳細はチョコレートくんの真摯な解説の通り。オリジナルのクーベルチュール(板チョコ)をふんだんに用いたチョコレートクリームのおいしさに心が震え、酸味が適度なアクセントとなるカカオクリームに目を閉じて言葉を失った。この多様で複雑な表現がベルギーの真骨頂ということなのだろうか。お試しにどうぞ、と供された厚さ4㎜の薄型プラリーヌキャラメル・パッション』のおいしさにも感動。口のなかで溶けていくうちに繊細で心地いい南国的な酸味がほのかに立ち上がってくる。パフェの心象と同じく最初は控えめに。そして徐々に多層的な旨味のさざ波が寄せてきて、深い余韻をもたらす。これ、オレンジワインの供にしたら、楽園に瞬間移動しそう。こんな世界を味わえるのも銀座という土地特有のこと。仕事場のそばにある特別をときどきは堪能してみたいなぁ。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8