2018年4月25日水曜日

apple watch


妻がapple watch3 GPSモデルを買い、夫婦お揃いでapple watchユーザーとなった。僕が使い始めで戸惑ったように、妻も不思議な初期設定の反応に首をかしげている。使い手のスキルや隠れコマンドの読み解き具合を探り、日々進化するAIが搭載されているのだろうか。そんな想像をもたらすデジタルツール。彼女が選んだのは、ベーシックな価格帯に属するピンクのアルミボディにピンクのスポーツベルト。apple storeで実物を観ると、意外とシックな色合い。通信機能内蔵やボディ素材が上質な、より高価なモデルではなく、「これで機能は充分だし、色がよく似合いますよ」とスタッフに勧められ、購入に至ったらしい。本音で最適な商品を推奨できる売り手に遭えてよかったね。

iPhone X 24mm portrait mode

2018年4月24日火曜日

讃々舎


日曜日は三浦海岸駅前のコーヒーハウス「POEm」へ。辻マスターがていねいに煎れる、おいしいコーヒーを味わい、マスターが集める美しいものに囲まれて、友だちの高梨さんと深い話に興じる。


海近くの陽光にきらめく倉敷やメキシコの硝子。美しい景色。美しいものを、こうして日常的に眼にして心の奥底へ透過させていきたい、これからもずっと。


そのためには辻マスター、高梨さんとの交流は欠かせない。二人のコレクションも一部、見せてもらう。小鹿田焼をかたどったと思われる、倉敷ガラス・小谷真三さんの蓋つき瓶は細部の造りの精巧さから、若いときの制作ではないかと推察。この骨格に魅せられる。


民藝運動家・外村吉之介さんが北九州の工房に依頼したと思われる初期型ペリカンピッチャー。奥原硝子の製品に比して、よりふっくらとしたライン、大らかなフォルムが佳い。その微小な違いを感じるのが重要なんだ。


高梨さんの腕にはエルメスのレザーベルトが。幅広く深い関心の拡がり。僕はそこに強い共感を覚える。僕の友だちで彼ほど物が好きな人はいない。物を好きになるには、買うことから探求の旅は始まる。知識ばっかりじゃだめなんだ。まずはどんどん買わなくちゃ。


高梨さんは古くて佳いものを扱う古物商「讃々舎」を興した。150円で販売するZINEは彼の審美眼を伝える。好きな物への愛情にあふれ、思慮深い文章も素晴らしい。紙の質感と書体の選択、写真と文章の配置も。こんなZINEをさらりと自作できてしまうことに、僕はとても驚き、感銘を受けた。「讃々舎」は当面、三浦海岸駅前の「三浦ストア」にて、この店の定休日、水曜・木曜のみのオープン。吟味した物を、ふだんはジャムなどを並べている棚に少しずつ置いている。営業時間は午前中から夕方くらいまでとアバウトだが、昼前後に訪れればベストなタイミングだと思う。


柳宗悦が京都・東寺の骨董市で見出して、日本民藝館の茶卓に転用していたという茶碗蒸し受け。恩師・久野恵一さんがのちに同じ市で同タイプを見つけて歓喜した。熱を帯びた恵一さんの話を聞いて以来、僕もずっと欲しくてたまらなかった物。


高梨さんはいろいろな大きさ、新旧タイプを集め、ストックしている。この日、そのなかからひとつだけ選ばせてもらった。これも眼の鍛錬。


葉山~三浦海岸、往復32㎞のスロージョギング行。これからは最高に欲しいものが目的地で待っているのだから、嬉しくて仕方がない。消費カロリー2,030kcal。糖分補給に寄った、帰り道の「ミニストップ」でグレートな感慨に浸った。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm 
iPhone X 24mm portrait mode

2018年4月23日月曜日

吉田町の骨董市にて


土曜日は横浜吉田町「Archiship Library & Cafeで催されていた骨董市へ。チベットの古いものを紹介していく今後の展望について、出展者のひとり喜八さんと打ち合わせする。互いに方向性がはっきり見えて意義深い時間だった。写真は喜八さんがつい先日、北京で出合ったというシルクの美しい服2点。


刺繍でかたどられた文様は鳥や昆虫など、幸福を招くものの象徴。服の全面にほどこされていて、その愛らしさと圧倒的なパワーに元気をたくさんもらう。これをまとったり、家に飾っておけば、絶対に幸せになれると信じこめる力がみなぎっている。清朝のものだそうだが、どんな人が特注したのだろう。権力者・為政者は故宮博物院の国宝展示からよくわかる通り最低の悪趣味だから、この所有者はよほどセンスのよい富裕者だったのではないか。その美しいものをとらえて選び、集めてくる喜八さんの眼と心にも魅せられる。


この日、家を出る直前まで読んでいた「popeye」最新号のニューヨーク特集のなかに、じっと見入った見開きファッションページがあった。女性モデルがとても好みだったのもあるが、その足元に置かれたスタイリスト私物だという猿の木製玩具に強く惹かれた。骨董市の会場から去ろうと、今一度振り返ったとき、道端に500円で売られてたこの玩具が目に入ったとき、僕はあっ!と思わず声を出して驚いてしまった。なんというめぐりあわせ。


千趣会が僕の生まれた1965年ごろから販売していたという「ロイヤルペット」。北欧の木製玩具を真似て制作したものらしい。この猿はカイ・ボイスンが1951年に発表したフィギュアに眼と口が似ている。おそらくこれをコピーしたものではないか。オイル仕上げの塗装の風情もそっくり。カイ・ボイスンのデザインは子どもがハンガーとして使える機能性をもたせたものだが、ロイヤルペットは完全な飾り物。形はなぞりながらも独自のものにしてしまう日本のかつてのコピースタイルを伺わせてくれるプロダクツ。骨董市はいろいろ勉強になるなぁ。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm

2018年4月22日日曜日

BRUNO MUNARI


家の前の近代美術館 葉山でブルーノ・ムナーリの回顧展が催されている。日用品や書籍のデザインへの関心が芽生えた2000年代初頭に、心ときめいたデザイナー、アーティストのひとりだったから、嬉しさのあまり、展示の取材まで申し込んだ。たくさんの美意識を感受して、休憩室に据えられた白いソファでくつろぐ。至福な想いで胸がいっぱい。


30年前に憧れの存在だったダネーゼ社製品やブルーノムナーリのグラフィックの数々を観て、当時の昂揚を懐かしむ。ダネーゼ社の日本代理店であり、知る人ぞ知る予約制書店「パージナ」を運営するクワノトレーディングもいろいろ物を貸し出しているらしい。ミュージアム・ショップで扱う、この展示のみの限定ポストカードも制作したそう。手が出ないが、展示作品のいくつかはパージナでオリジナルを買うこともできる。恐るべし!
パージナの威光は30年経っても、少しも褪せていないのがすごいなぁ。マニアを貫徹する商いの姿勢には、普遍的な存在となるための、多くの学びがある。


LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.






2018年4月21日土曜日

金町⇒柴又


旅行会社が配信する旅blogの記事制作のため、葛飾区金町「花の写真館」館長、松山さんと楽しく打ち合わせ。自家製梅酒やビールもいただいて雨が上がった、夕暮れの街をほろ酔い散歩。松山さんから柴又「吉野家」の草団子はよもぎの量が多くておいしいよ、地元の人はここを贔屓にしているんだ、とローカル情報を得て、京成金町線の線路沿いに柴又まで歩く。植草甚一よろしく、向かう先に欲しいものが待っている散歩はじつに心浮かれる。道端に緑が多く、空の高い開放的な景色が広がる。穏やかで気持ちのよい町だなぁ。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm


2018年4月20日金曜日

CROSS CUB


南青山に出かけたついでに、ホンダのショールームを覗く。リニューアルされたばかりの「クロスカブ」。クラシカルホワイトのマットな色調にドキドキする。しかし、ベーシックなカブとちがって、このモデルは白が50ccのみ選択可というのが残念。スナップしていたら話しかけてきたシニアの男性はグリップが少し長くて、うちの門に入らないんだよなぁと嘆きつつ、買う気満々。50ccは110ccモデルよりタイヤが小さいぶん、シートの高さが低くて足つき性に優れる。これくらいの低さが具合よいのに。


ショールームにはなかったカムフラージュグリーンも惹かれる。実車の色を観てみたいな。つぎに大きな故障があったら乗り換えも検討している30年以上前に製造されたSUZUKIのスクーターはまだまだ元気。MADE IN JAPANクオリティ、さすがだなぁ。クロスカブが熊本製というのも、惹かれる大きな理由。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm










2018年4月19日木曜日

表参道のオーガニック・ランチ


創業以来の信念を貫き、基本をていねいに、常にお客さんの利便を優先。そのブレない姿勢や上質で、流行を追わない普遍的な商品が多くの人を魅了し続けている。そんな企業を南青山に訪ねた。たくさんの学びがあった時間を過ごせて、この日のお昼は食を大事にする食堂で心身を満たしたいと思った。神宮前の路地裏にある「Crayonhouse HIROBA」。安心でおいしい野菜をたっぷりいただいて、活力を取り戻す。赤ちゃんを連れた若いお母さんから、僕のようなおじさんまで、気楽に豊かな食体験をできる空間。いつまでもたいせつな存在としてリスペクトされるレストランだと感じ入った。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm