2017年7月22日土曜日

築地のアイスキャンディバー・ラテ


ひたすら熱い東京の午後を歩き回ったら、仕事場近くのターレットコーヒーで涼をとる。格別なラテをゴクゴクと飲み干し、生きかえる。『JAPANESE GREEN TEA ICE CANDY BAR LATTE。この日はエスプレッソをミルクで割り、宇治金時バーを組み合わせたもの。カウンター横の壁にライカ銀座ギャラリーのポストカードが数種貼られていたのが目に留まる。こんど店主にライカとのつながり、関心を尋ねてみよう。こんなふうに、気になる空間や人に一歩近づくきっかけを、いつも僕は探しているのかもしれない。

※この一杯の特徴はなみなみと注がれたラテを少し飲んで、バーの上端を露呈させ、俯瞰気味に撮らないと・・・。反省。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm f/4

2017年7月21日金曜日

夏の夕暮れ


夏の日没は仕事場を出たあとも、残照が見られるのが佳い。淡い雲と明るい空の青、湿度をたっぷり含んだ空気。まぎれもない夏の情景を、このごろは愉しむ心のゆとりができた。佃島に還るときは、必ず明石町を抜ける。僕が生まれた聖路加病院のタワーに、西陽が当たる。この数日後、日野原先生が旅立たれた。ご冥福を心からお祈りします。


通っていた幼稚園。今は教会のみが残る。ルカとヨゼフ。この2人の聖人が、2つの十字架が、米軍の空爆から町を護った。隣の看板建築の宝庫・築地七丁目界隈や、川向うの佃島も、北米軍人の信仰心に救われた。祈りの尊さを想い、教会近くの路地を歩く。その一角にあった土門拳のアトリエは、もうない。いろいろノスタルジーに浸る、夏の夕暮れ。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4


2017年7月20日木曜日

築地のロコモコ丼


精米したてのお米で握るおにぎりや弁当がおいしい築地・大野屋米店。最近は、昼に並んでテイクアウトする弁当の旨さに瞠目。通常選ぶのはカツ丼ばかりだけれど、先日はたまたま売り切れていたため、初めてロコモコ丼を買う。葉山・森戸海岸にあった「cafe mani mani」のロコモコ以外、ハワイも含め、唸る味を口にできてこなかったけれど、ついに出合ってしまった。自分にとってのベストなロコモコに。ふっくら炊きあがった白米をベースに、ちょっと甘味のあるソースに包まれたハンバーグ、大きな目玉焼き。見た目は素朴だけど、ていねいにつくられているのがわかる。そして、ガツンと印象深い味わい。偏食・子供の味覚な自分にはリピート必至のランチとなりそう。税込550円で満腹、満足。築地場外にある観光客相手の多くの店とちがって、地域重視型の貴重な一軒なのだ。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f1.4




2017年7月19日水曜日

清流のドラゴンフライ


連休はいつもの近所コースをジョギング。高温・高湿度に体を順応させて、酷暑を乗り切る算段。とはいえ無理せず、海岸線から山里に入ったら、静かな小川でひとやすみ。木洩れ陽が水面を照らす情景に心酔し、クールダウン。同じ水辺でも、東京の川辺はどうしてちっとも涼しくならないのだろう。


小さな滝のそばで水分補給。学生時代の陸上部では、練習中に水を勝手に摂ることは許されなかった。それでも熱中症になる少年はまずいなかった。大人の今は、好きなときに好きなだけ飲む。


清流の近くにしか棲まないというハグロトンボが今はたくさん飛んでいる。鮮やかなエメラルドの体と漆黒の羽との対比、優美なきらめきが美しい。


容易には近づけない。行動パターンをしばらく観察し、羽を休め、警戒心を解く動きを見極める。その法則がわかれば、間合いの詰め方もわかる。


せわしなく飛び回るトンボもいれば、草木に止まると、しばらくのんびりと羽を休む者も。警戒心の薄い個体をマークし、止まってから一呼吸おき、ファインダーを覗きながらにじり寄るのがコツ。息をこらえ、気配を消して、そっとフォーカスリングを回す。ライカのファインダーでは木陰の暗所でマクロ(望遠)レンズのピントを視認するのが難しい。だからこそうまく捉えたときの悦びは大きい。集中して緊張感を高め、心地いい汗を30分ほどかき、100カット以上撮ってジョギング再開。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm f/4


2017年7月18日火曜日

葉山の囲炉裏


海水浴客が帰ったビーチ際を歩いて隣地区の堀内へ。海岸線からこみちを抜けて親友ヤマキさん宅に向かう。地域には逗留時代の面影を残す民家が残り、夏はことさら静養地の情趣を感じる。室内から漏れる暖色の灯りに見とれていたら、日活映画を撮影中とのこと。


庭にDIYした囲炉裏にて、堀内でオープンしたばかりの「inuit coffee」イヌイさんを歓迎。ヤマキさんの大学の後輩とのこと。深くコーヒー談話を愉しむ。謙虚で品のある人。


ひどい偏食の自分のために、食材を厳選してくれるヤマキさん。近隣で採れた食材に、自家製のつくね。どれも、べらぼうに旨い。心遣いを申し訳なく思いつつ深謝!


愛猫とくつろぐヤマキさん。常に新たな関心をもち、とことん探究していく。自分の心に従い、まっすぐに生きる、尊敬してやまない親友。これからもお付き合いお願いします!

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4

2017年7月17日月曜日

夏の佃島


熱帯化が加速する東京。今夏は昼も夜も、体が溶けるような熱温が凄まじい。バンコクより不快指数は高いのではないか。吹き出す汗に肌を湿らせ、所用があって築地の仕事場から歩いて実家へ。昏れなずむ隅田川を歩いていると、一丁目界隈に恒例の催しの気配が。


直感は当たり、念仏踊りが始まろうとしていた。7月のいつに行うのか、いつも忘れているのに、たまたま、この日に島で泊まることが多い。川の精霊に呼ばれているのだろうか?


ぞろぞろと水辺の通りに出てくる住民。しっとり、穏やかな雰囲気が佳い。この小粋な品格が佃島の美点。ひどく蒸すけれど、トワイライトタイムの青い光に涼を感じる。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4

2017年7月16日日曜日

町中華とはなんだ


化学調味料どっさり。なぜかメニューにカツ丼がある。遠くから足を運ぶほどの価値がない普通の味だけど、地域の人には愛されている。そんな絶滅危惧種な、町の中華料理店を食べ歩き、考察、記録する本。著者の北尾トロさん、下関マグロさんのレポートに腹を抱えて笑う。これほど終始口角を上げっぱなしで、するする読めた本は初めてかもしれない。気心知れた友たちに本音を話すように、軽妙に綴る文がひたすら可笑しい。探究心、ユーモア、表現。プロライターの仕事に感銘を受ける。ここまで、主観をこめたグルメ本は他にあるだろうか。二人が書く本(とくに北尾トロさん)は全部、読みたい。笑いたい。

※北尾トロさんの文章は大好きだけど、トロさんが代表の町中華探検隊のメンバーにはなれそうもありません。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4