2021年5月9日日曜日

ソッカ山頂PJ

 















ときどき散歩している葉山町の低山、二子山山系。この山に相模湾に浮かぶ江ノ島や富士山、伊豆大島を一望できる眺望ポイントがあります。「ソッカ山頂(標高189m)」です。山頂の広場には丸太のベンチが設置され、とびきりの眺めを楽しむ人たちの憩いの場所になっています。その心地よい空間を土地所有者の西武鉄道と協働しながらボランティアで整備している『ソッカ山頂プロジェクト』に初参加してきました。従来の生態系を乱す草を刈ったり、間伐した樹でベンチやトレイルの柵を設けたり、訪ねてくる人が安心、快適に過ごせるよう地道な活動を毎月第二土曜日の10時から12時の2時間継続しています。










































たまたま秦野の職業技術校で同級生である鵠沼在住の岡本さんが家からマウンテンバイクで走ってきては毎回参加しているという話に感動したこと、プロジェクトリーダーで大船在住の桐山さんがぼくのblogを以前から読んでくださっていると岡本さんから聞いたのが参加のきっかけでした。偶然のようでいて必然な出会い。自然な流れで縁の導きに乗りましたが、桐山さんとは初めて会ったとは思えず、旧知を温め直すような不思議な感触がありました。2時間ほどの作業は仲間と会話しながらの気持ち良さがあり、定期的に足を運べる気軽さに惹かれました。そろそろスズメバチが飛び回る季節ですが、桐山さんはトレイル脇にペットボトルで自作したトラップを仕掛け、捕獲する試みもしています。独自の配合液に誘引されて捕らえられたスズメバチが蠢くさまにびっくり。
























整備作業中に見つけたという境界石標がソッカ山頂だけで3つも。文政4年と刻まれていますから200年前のもの。かつてはこのトレイルが東京湾側の横須賀に抜ける街道だったのでしょうか。貴重な遺物に道行く人は気づかずに通り過ぎてしまいます。トレイルのあちこちにこうしたものが眠っているのかも。





マウンテンバイカーの桐山さんと岡本さん。彼らのように二子山系でのライティングを楽しむ人やトレイルランナーがふだん満喫している自然を整えたいと作業しています。海と山がある魅力的な環境が身近にあることに感謝と桐山さんからの言葉を受け、改めて葉山に暮らしていてよかったと実感。















 

山を降りながら道端の野草について解説する桐山さん。滑らかな口調、興味深い説明に聴き入ります。植物の名前を調べるのには『松江の花図鑑』が役立ちますと教えてくれました。季節別に見られる植物が掲載され、検索しやすいそうです。

LEICA M-E,SUMMILUX 50mm