2015年6月8日月曜日

続々ヒンメリづくり


造形作家おおくぼともこさんの教本、キットで先週末もヒンメリをつくりました。
正八面体を組み合わせ、複雑なパターンに挑戦。


立体をイメージしやすくするため、デスクライトのフレームに吊るします。人工光と自然光を受けとめる麦わら。赤と白に光り、影はグレーや青になるのが神秘的。
おおくぼさんが気づかれた自然律の境界を色の違いが示しているのでしょうか。

うまく結べなかったり、糸がからんだり。不器用に嫌悪したり、先の糸口が見えて喜んだり。
陰と陽の感情がいったりきたり。
なんとか基本形ができて欲張り、さらに麦わらをつないでいくうちに迷宮におちいる。


途方に暮れて、きっぱりとあきらめ、糸をほどき、基本形だけを取り出しました。気持ちの切り替えは速い。それが自分のいいところとなぐさめます。窓辺に吊るして、ヒンメリ・コーナーの仲間入り。自己満足に陶酔することなく、このいびつなかたちを正しくしていきたい。幾何学と向き合う時間はまだまだ続きます。

SIGMA DP3 MERRILL