2016年1月12日火曜日

サヴォとアディダス




ヘレン・シャルフベックがフィンランドで100年ほど前に描いた作品。絵画を構成する北欧の伝統家具や民具の数々を注視し、自分が彼女の絵が気に入る理由を見出していました。その構成物のなかには木靴サヴォが多く見られ、当時からほぼ寸分変わらないデザインで存在し続けていることに感銘を受けました。17年ほど前、鎌倉「もやい工藝」で求めたスウェーデンのサヴォは犬に革をちぎられたり、木の足底がすり減り、満身創痍。それでも、土間での足元を天然素材が依然やさしく包み込んでくれています。ボロボロになっても愛用していきたいと思えるのは手仕事良品ならでは。



こちらは2015年製の超軽量ハイテクシューズ。購入直後は軽さゆえのパフォーマンスに感心しましたが、年末の長時間のスロージョギングで、足に激痛が走るように。とくに甲の痛みが激しく、靴をつくることもできる妻に靴のデザインが自分の甲高な足のかたちに合っていないのでは?と弱音を口にしました。すると「靴ひもを緩めればいいじゃん」と一言。思いもかけぬ解決策を示してくれたのでした。ランニングシューズは足にぴったりフィットさせなくてはいけないという思い込み。それは基本的に正しいのですが、ぼくの足はその一般論がフィットしていなかったようです。甲付近を締めつけるための穴にひもを通さず、全体をゆるく、ふんわりと張らせランニング。ルーズによりそうシューズは走行中、浮き気味になったりしますが、ぼくのスロー「にこにこ」ペースでは問題なし。痛みが再び生じることなく、いつもの10kmを軽快に走り抜くことができたのでした。また、足を痛めたことで、ランニングフォームも自然と修正されてもいたようです。

新旧2足への再評価。物のよき力を今年も信じていきたいなぁ。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.