元京都「恵文社一乗寺店」店長、今は「誠光社」店主。堀部篤史さんが選ぶ本と、その本を推す言葉の虜になっています。伊丹十三の人間的な魅力を伝えるこの新旧２冊も堀部さんがネット発信する書評によって知り入手。出合えてよかった、読んでよかったと至福の感情で充たされました。堀部さんが自分の店を立ち上げてからはTwitterとInstagramでの推奨文がさらに胸に強く迫ってくる。その本のどれもがたまらなく読みたくなる。よい本が選ばれ並ぶ書店には魅力的な人も集まってくる。店主の人柄、探究心、選ぶ眼とセンス、つきあいの広さがあってのことなのだけど。いま、誠光社では尊敬するデザイナーＣＯＣＨＡＥ軸原さんの展示を開催。会場には軸原さんが作成した「玩具趣味文化超主観曼荼羅」も飾られているとか。彼の審美眼、高い美意識、叡智を象徴する創造。なんて凄い展示を企画し、秀でた才覚の人を引き寄せるのだろう。本当は今すぐにでも京都に飛んでいきたい。堀部さんの書店で、欲しい本だらけに囲まれる嬉しさにひたすら酔いしれてみたい。
SIGMA DP3 MERILL
