2016年7月10日日曜日

築地のおにぎり



毎日のランチは妻が慌ただしい朝につくってくれるお弁当が基本。自身も早朝から働きに出るのに、ご飯を鉄鍋で炊き、手早く、けれど食材を吟味して、身体に気遣った料理を詰め合わせてくれる。ぼくの健康は妻の弁当によるところが大きい。感謝の念が絶えることはないのですが、まれに外食せざるを得ない状況もあります。そんなとき、たいてい頼りにするのが仕事場近くの「大野屋米店」。精米したての上質なお米を女性たちがやわらかな手でふんわりと握るおにぎりが旨い。海苔や具も築地場外のものを使っている。それでいて価格は良心的。玄米、昆布、おかかの3つがお気に入りで、合わせてジャスト税込400円。つくり手であり、売り手の女性には頭が下がる想いがします。本当は握りたてがいちばんおいしいのだろうけれど、昼どきは行列ができてしまう。なので、朝の出社前に立ち寄って買っています。冷めても、ぬくもりを感じる、おにぎりなのです。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm/f4