2016年12月10日土曜日

TWEMCO風アプリ


20年以上、使っているTWEMCOのフリップ時計。ドイツ製クオーツ・ムーブメントは耐久性抜群で正確無比に時を刻む。けれどデジタル時計特有の無機質な冷たさはなくて、時分の数字がパタパタとめくれる音と風情がなんとものんびりしている。気温や湿度など余計な情報がないのもお気に入り。視覚効果を熟慮し、ここまで割りきった製品、意外と少ないんですよね。呑気な雰囲気だけど、仕事はできる。しかも長持ち。いろんなグッドデザインの壁掛け、目覚まし時計が数年で動かなくなり、残ったのはこれひとつ。信頼に値する時計だと思います。朝起きて、パッと時刻を確認したい寝室に置いているのですが、もう1台リビングにも欲しくなりました。



とはいえ、優れた性能とデザインへの対価はお安くはなく、日本メーカーのチープで、余計な機能てんこもりの時計も検索。しかし、基本構造が使い捨ての貧弱なものばかりで、たぶん数年で壊れてしまいそうと、購入意欲が萎えました。それで、気持ちを切り替え、スマフォをTWEMCO風の時計にするアプリFliqloをダウンロード。リビングでは、iPhoneを時計がわりに利用することにしました。




なかなかの優れもので、iPhoneを縦置きにすると、表示も縦表示にくるりと変わる。数字も大きく、擬似的にめくれる様子もTWEMCOそっくり。感心して、Macbook Airのスクリーンセーバーとしても活用しています(Mac OS版もあり)。しいて難をあげれば、このアプリを起動中はバッテリーの消耗が早いこと。家の時計として長時間使うのなら、充電コードをつなげた方がよいかもしれません。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4