2017年1月2日月曜日

日没後の宇宙


葉山一色海岸の夕陽は真冬に劇的ぶりを極める。澄んだ空気にくっきり浮かぶ富士。オレンジに染まる空と海。それはそれはロマンティックな色と光に包まれる。けれど、本当の感動は太陽が水平線に隠れてから、立ち上がってくる。漆黒の単色となり、光が色を失うまでのひととき。ひたすら深い藍が視界を占めていく。あの深遠なブルーを見つめていると、宇宙の無限の広がりに吸いこまれていく、不思議な感覚にとらわれます。

HASSELBLAD500C/M , ZEISS PLANAR C 80mm f2.8
KODAK PORTRA400