2017年1月4日水曜日

松の影


ビーチの散歩から家に戻るとき、美術館としおさい公園の間にあるこみちを歩きます。両側の庭には松が茂り、濃緑の葉には強い生命力がみなぎる。その深い緑色に元気をもらえます。公園の壁には松の影が一日中映る。昼間は眩い陽光と影の対比がこみちを劇的に見せる。南西風が強い日には松の影がゆったりと揺れる。日没以降、月光や街灯に照らされると、影のゆらめきは妖しさを増す。だから、夜の散歩もまた楽しい。一色海岸から松林がなくなったら、どれだけ景色は味気ないものになるだろうか、といつも思います。

HASSELBLAD500C/M , ZEISS PLANAR C 80mm f2.8
KODAK PORTRA400