「はりまや」をあとにしたのはお昼ごろ。工房近くでランチをと思ったけれど、播磨さんの奥さんいわく「この辺の店は予約してないと食べられませんよ」。そうなんだと観光客向けの食事処が集まる大山ケーブル駅周辺まで歩いていこうとしたとたん、工房近くで予約なしでランチをいただける豆腐料理の小洒落た懐石店を発見(笑)。
物欲・食欲が充たされ、さてどうするか。ぼくはそのまま家に帰ってもよいと思ったけれど、妻はせっかく来たんだからと王道の観光を楽しみたいとのこと。大山阿夫利神社の参道を早足で抜け、山頂を目指すことにする。人混みを嫌う自分がそう、すぐに気持ちを切り替えられたのは人が少ないから(笑)。紅葉を終えた12月中旬の静けさがとても心地よい。前回は混雑する初詣時期に訪れたから、雰囲気の激変ぶりに驚く。
山道を進むハイカーの人たちを横目に、ぼくらは楽ちんな大山ケーブルカーに乗る。
大山は降雨が多い「あめふり山」として崇められるけれど、この日は妻の強力な晴れ女パワーが勝る。ぼくもじつはここ10年、晴れ男。
家族の無事を祈り、木札に願いを書いて焚く。
境内から伊勢原市街を眺める。
茶屋でなごむ。大きなだんごだなぁ。
鹿に挨拶して山を少し下りる。
駅から寺に向かうのに、妻とは別のルートを歩いていたら、なぜか急傾斜の山道にまぎれこんでしまった。そのおかげで山道の実状を体感できた。難易度の高い男坂ルートと歩きやすい女坂の2ルート。こんどはどちらかを選び、大山を歩いて登り降りしよう。
なんだか大山を満喫できて、この山と周辺が好きになってしまった。毎月、足を運んでいる柴又と同じく、大山詣でを頻繁に愉しんでいこう。帰りに、市営大山第一駐車場近くの酒蔵でにごり酒を、「湧水工房」で湯葉豆腐と味噌漬けの大山豆腐を求め、晩酌しながら味わう。旨い!
「湧水工房」で分けてもらった、おからを妻が調理。体に沁みる、やさしい滋味に心酔。あの駐車場に車を停めなかったら、出合えなかったであろう味。終始、佳い流れで過ごせたのは「はりまや」、ひいては佐々木さんとの縁があったから。
LEICA M-E , SUMMILLUX50mm ASPH. f/1.4
SIGMA DP3 MERRILL 75mm f/2.8















