2018年1月11日木曜日

「日本の郷土玩具」展


民藝のひたすら渋く平穏無事な世界も佳いけれど、郷土玩具のおおらかな造形とポップな色彩もまた佳い。日本古来の素朴で、てらいのない玩具の魅力を教えてくれたのは、イラストレーター佐々木一澄さん。


今週金曜、僕の誕生日(12日)からは青山「オーパ・ショップ」では、佐々木さんが選んだ200点もの、ちょっと古くて佳い日本の郷土玩具が展示即売される。開催は目前。気持が昂るのか、ここ数日寝不足なのだ。待ち遠しいあまり、阪急交通社の旅ブログ「たびこふれ」東京編で、事前に佐々木さんを取材。今回も個人の嗜好が暴走し、熱い想いがあふれてしまった。郷土玩具について詳しくお話しは伺ったけれど、会場でどんなものが展示されるのかはわからない。わかっているのは200点はすべて1点ものということ。僕は初日に訪ね、1つ(か2つ)買うつもりだが、たくさんの佳いもののなかから、自分の眼と心がどれに感応するのかもまた、楽しみで仕方がない。


これは佐々木さんの、過去の「日本の郷土玩具」展で魅せられた工人のひとり、神奈川・大山の播磨さんの木製玩具。キッチュな色と絵に元気をもらいたくて昨年12月に工房を訪問して買った。これだけ大人買いしても、信じられないほどリーズナブル。播磨さんには近々に再会するし、キュートな招き猫が大人気な、千葉・佐原張り子のつくり手・鎌田芳朗さんの工房へ行く約束も取り付けた。自分の郷土玩具LOVE熱がいつまで続くかわからないが、今は激情に任せて、ひたすら「郷土玩具道」を突き進んでいるのだ。

LEICA M-E , MACRO-ELMAR90mm