2018年1月24日水曜日

再生


葉山一色にくらし10数年が経過。「桜花園」で手に入れた檜材の門戸を吊り、玄関の引き戸に活用してきたけれど、渾身の力をこめないと動かなくなった。建築家・森ヒロシさんに相談し、目黒の建具屋さんに来てもらう。戸を滑らす金属ローラーを上質なものに交換すると、驚異的に軽く戸がスライドするようになり感動。100年以上前の古材の味わいはそのままに、戸の開け閉めがすこぶる快適になった。


10年以上使い続けると、家の部材もあれこれ綻び、ガスの給湯器が壊れ、業務用ガステーブルも不調に。これは換え時ととらえ、出費は痛いが、仕方ない。新しいものを迎え入れる。風呂水の追い炊きをキッチンからできるようになったし、武骨な顔をしたリンナイのガステーブル『Vamo.』は家庭用だけに、さすが使いやすい。こうして修繕しながら住み継ぐと、家にいっそうと愛着をもてる、としみじみ思う。

LEICA M-E , MACRO-ELMAR90mm