2018年6月27日水曜日

shohi HIYANE



「珈琲専門店 エース」を出て、向かったのは「書肆ひやね」。こけし愛好家でもある佐々木さんが「寄ってみませんか?」と誘ってくれた。控えめな店構えの古書店。その2階に膨大な数のこけしが並ぶ。入札待ちの稀少品もあれば、1000円で買えるものもたくさん。はじめは観るだけと構えていた。産地や工人、系統など知識は無いが、眺めているうちに手軽な価格のこけしを買ってみたくなった。



顔の描きかたを注視していると、やがて自分の好きと同調する傾向が見えてきた。素朴な筆づかいと土着的な風情。どうやら、それが自分の好みのようだ。とくに佐々木さんの朗らかな画風を彷彿させる2体には強く惹かれた。どちらも佐々木さんが「佳いものですね」と褒めてくれた(は佐々木さんが購入)。それで、有頂天になり、こけしの魅力を深掘りしたくなって、店主の比屋根さんに毎月、この場で催されているという愛好者の集いへの取材を申し込んだ。

LEICA ME