2018年6月13日水曜日

VESPA



日本では古いヴェスパの価値がますます高まりつつある。ヴェローナの街角に止まっていた、50ccモデルは価格が高騰。そんな希少車を実用しつつコンディションを保つ様子を認めるにつけ羨望の想いが湧き上がる。維持する技量も蓄えもない自分にはかなわないことだから。



それでも現実とともに、ヴェスパへの憧れを払拭することはできない。ポンペイ遺跡を管理するオフィスで傷だらけの、使いこまれた日用品の風情をまとう、敷居の低い高排気量モデルを目にしたとき、美しい中間色に魅了されつつ股がる日を夢見てしまう。なにしろ、僕の暮らす葉山にはヴェスパ専門店があるのだ。ふと、評判のよいメカニック兼オーナーの現況を知りたくなった。

LEICA M-E