NANAIRO
仕事でしばらくはチョコレートを探究中。とりわけカカオ豆の選択から始めて、板チョコづくりをおこなうビーン・トゥ・バーについてリサーチを進めている。先日はその一社で、出雲市に拠点をもつ「NANAIRO」のカカオ分70%の板チョコ『NO.29』を試食。究極的な飲食の快楽を求める人だけが知っている本所吾妻橋の「ホソミ―ファクトリー」にて、チョコレートくんこと島さんが煎れる最高にマイルドなドリップ・コーヒーとともに、コーヒー豆とカカオ豆それぞれの特徴的な味わいの虜になった。「NANAIRO」の板チョコは通販でも入手可能だが、温度管理を徹底した配送ゆえに、送料を含めると、購入に勇気が求められる(?)。かといって東京でこのチョコを買える店は限られ、「ホソミーファクトリー」は稀少な一軒なのだ。チョコレートくんいわくチョコレートづくりはヨーロッパがリードし、とくにベルギーの工房が群を抜くとか。ピエール・マルコーニもそのひとつだが、日本ではバレンタインの時期を除いて一部の商品しか入手できない「ブノワ・ニワン」のタブレット(板チョコ)が個人的には好きとのこと。うーん、深すぎる未知の世界。踏みこんでみようか、どうしようか。まずは、チョコレートくんの教えるチョコレートづくりをレポートせねば。
SIGMA DP3 MERRILL