丸の内・仲通りのイルミネーションはクリスマスを過ぎれば終了してしまう、ほとんどのスポットと違って、年明けの2月中旬まで楽しめるのがよい。シャンパンゴールドのきらめきが、照度を落とした街灯と見事に調和している。
幻想的な光に包まれたくて、この時期は何度もこの道を通って、ふだんより一駅遠い東京駅まで歩いていく。
この道に惹かれるのは光の演出だけでない。行き交う歩行者の、他人との距離感に、東京では珍しく品格を感じるからだ。丸の内という大企業のヘッドオフィスに勤めるエリートが多い土地柄もあるのかもしれない。僕の仕事場周辺とは大違いの環境だ(笑)。
そこに暮らし、働く人が風土を形成する。その事実に改めて気づかされる丸の内散歩。
LEICA M-E , 7artisans 28mm f1.4