母校の5連覇がかかる箱根駅伝を初めてゴールまでテレビで観る。ふだん民放番組は全く目にしないが、今回の中継は観たくなった。しかし、CMの異様な多さに閉口。興味ない製品PRには目を向けたくないから、20数年分の焼けがこびり付いたケトルをきれいにする作業に没頭しつつ、アナウンサーが声を張り上げるシーンだけモニターを振り返ることにした。
英国の強力な洗剤とメーカーが推奨しない金属を用いて、ひたすら磨く。精神を集中してゴシゴシ。その作業がロングディスタンスレースの寡黙なひたむきさと妙にリズムがシンクロしてはかどった。
残念ながら母校は総合優勝を逃したが、ケトルはピカピカに。やりすぎて、もとは半光沢だったものがミラー仕上げのような輝きを放つようになった(笑)。これで長年の懸案がまたひとつクリア。地道に頑固な汚れに向き合い、諦めず懸命に目標のゴールまで行き着けた達成感に浸った。年初からなかなか良いペースで走り始めているなぁ。後半バテないようにしなくちゃ。
SIGMA DP3 MERRILL
