90年代はじめから海の仕事で着ていたパタゴニアのシーカヤッキング用アノラック『スカノラック』と、ショート丈とポケットの収納力が絶妙な『SSTジャケット』はいまだ現役。裏側の防水コーティングは剥離したが、マチがある胸ポケットの使い勝手が抜群で、他に替わりが見つからないアウトドアウエアだ。
20年以上着てもへこたれないタフさには驚くが、それもロングライフを支えるサービス体制があってこそ。先日はたまたま平日に休みが取れたので、鎌倉・若宮大路のパタゴニア・リペアサービスに修繕依頼したい90年代のシンチラ製品を持ちこんだ。
スナップボタンがひとつ取れたのと、ウエストのパイピングが分離したことを伝えると、無償で応じてくれるという。これでさらに長く着続けられると嬉しくなった。「新品よりもずっといい」を謳い、フィールドの思い出が染みこんだウエアを直しながら着ることを推奨するパタゴニア。僕はこの企業をずっとこれからもリスペクトしていきたい。
LEICA M-E , 7ARTISANS 28mm f1.4