2019年3月22日金曜日

SHUMAI


築地場外市場に美味いシュウマイがあると聞いて、仕事前に買いに行く。大正15年(1926年)生まれの菅隆志さん(93歳)が店頭に立つ「菅商店」。1950年の創業以来、背筋を伸ばして朗らかに接客する元気な姿に活力もいただく。


蒸したてを販売するのは10:00から。それまでは冷凍のものを買える。電子レンジで1分。鹿児島の黒豚を用いた『黒豚シューマイ』は6個660円。贅沢なお昼のおかずになった。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm f1.4

2019年3月21日木曜日

spring haze


富士山近くに入る満月直前の月を、ふだんより1時間早起きして葉山・真名瀬の渚へ撮りにいく。あいにく春の湿度で富士山は霞んでいた。1日前は富士山がくっきり現れていたから、タイミングというものはじつに難しい。しかし、長時間露光すれば、満月でなくても、月は眩く輝くのだから、もっと時機に幅をもたせてもよいと知ったのは大きな収穫。


春の暖かさを感じ、さざ波に耳を傾け、光の道を見つめる。築地に向かうまえ、砕けた貝まじりの砂に寝転がって過ごす30分間。わずかなひとときでも、非日常な時空を旅した高揚感に包まれ、夜まで余韻に浸った。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm





2019年3月20日水曜日

PRONTO



金町のおじさんが営むギャラリーで打ち合わせするときは、少し早めに築地の仕事場を出る。たいてい20分ほど約束の時間より早く最寄の京成金町駅に着くから、改札隣りの「PRONTO」でコーヒーブレイクする。



このチェーン店を利用するのは金町の店舗くらい。他店をよく知らないが、奥のバーカウンターが居心地よくて、そこに座る。明るいスタッフの接客、客席の多くを占める地元民(高齢者)の柔らかなムード、やや落とした照明。向かいに並ぶ酒瓶、チェーン店特有の気張りのなさ。それらの空気と景色すべてに、僕は深く安息する。



フリーWi-Fiがパスワードなしにスムーズにつながるのも嬉しい。築地の図書館で借りたビル・エヴァンス必聴本をめくり、Spotifyで気になるアルバムを視聴しつつダウンロード。ブレンドコーヒーもおいしく、今後は他店も利用したいとファンになる。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm


2019年3月19日火曜日

B3F



GINZA SONY PARKのInstagramで地下3階での映画上映を知り、初日に駆けつける。予約不要・入場無料という大らかさ、太っ腹。4本の作品のうち、『Don’t Blink⁣ ロバート・フランクの写した時代』を観賞。


クリスティーズの競売で500万ドルもの値となるフランクの写真だが、評価の源である『THE AMERICAN』に観念が縛られず、以降のテーマに沿った映像作品群、プライベートな記録写真など多様で飽くなき創作意欲に感嘆した。


スクリーン近くにはロバート・フランクの創作姿勢を想起させるホンマタカシさんのZINE作品を飾る。この書棚に用いたシナベニア、露呈した排管、コンクリートの床など部材が形成する雰囲気が自宅の土間空間に似通い、自分には家でくつろぐように過ごせる。



撮り損ねてしまったが、同じフロアの「トラヤカフェ・あんスタンド」が11:00の開店と同時に、カウンター正面の巨大引き戸を手動で開ける(赤い部分は閉店時は隠れている)様子もおもしろく、アート作品を眺めている気分になった。

iPhone XS MAX  24mm


2019年3月18日月曜日

OKAME


今週にはソメイヨシノが都内で開花するだろうか。今年もそろそろ、そわそわしてきた。先日、金町のおじさんが、日本橋のCOREDO裏、紫陽花通りでは、すでにオカメザクラが咲いているよ、と教えてくれた。そんな品種があることをはじめて知り、日本橋に向かおうとしていた矢先、GINZA SONY PARKの植栽を担当したアヲのインスタ投稿で、この公園でもオカメザクラが開花したとわかり、行き先を変更。メゾンエルメスを背景にする、数寄屋橋の艶やかな夜桜に魅せられた。



ウイキペディアによれば、イングランドの桜研究家が作出した品種で、淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴なのだとか。小ぶりな花びらが可憐。


よくよく観ると、すごく魅力的な人みたいに、さりげない華が佳い。すぐ脇を行き交うたくさんの通行人もさほど眼に留めない。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm




2019年3月17日日曜日

SOLAMACHI



貴重な特別ライティングに感激し、東京スカイツリーに隣接する商業施設ソラマチへ。30階のレストラン街に上がる。



ツリーの躯体が正面に見えるグリルバー「BEER&SPICE SUPER“DRY”」にて、金町のおじさんと乾杯。



氷点下に冷えた『スーパードライエクストラコールド』でのどを潤す。夜風で僕は身体が震えるほど寒かったのに、80歳のおじさんは「今晩は暖かいね」とニコニコしている。気力が違うのだ。



肴は桜🌸の花を散らしたスモーク野菜。このフロアまで上るエレベーターは1カ所しかなくて、アクセスの難解さゆえに観光客が少なく、人もまばら。平穏な心地で絶景を眺めて酔える穴場なのだ。僕もおじさんも静かで落ち着く店が好み。嗜好が合う人と交わす酒はそれだけで旨い。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm

2019年3月16日土曜日

LIGHTING



尊敬する金町のおじさんと昼酒を交わしながら、楽しく打ち合わせしたあと、亀戸に繰り出す。目当ては東京スカイツリーの特別ライティング。十間川に逆さツリーが映るさまを撮ろうと、まずは上流の福神橋へ。



東京オリンピック・パラリンピック開催の500日前にあたり、19時から22時は五輪にちなんで5色の光で彩られる。



それにしても、iPhone XSのカメラは呆れるほど暗がりに強い。さほど荒れず、ブレず、ありのままの光景をとらえる。三脚も不要。十間橋まで下ると、水鏡とツリーの両方を構図に収めるのは、搭載の24mmレンズでは不可だが、ツリーは眼にぐっと迫ってくる。



月光と隣接する商業&オフィスビルからの灯りを浴びるツリー。光線の筋まで写る。なんてこった!



レンズ倍率を2倍にしたって、こんなにキレイ。



iPhone XSの高性能に感服し、ツリーを望む30階のレストラン&バーへと昇る。続く。

iPhone XS