2019年3月15日金曜日

JAPAN BLUE




20年ほど前、鎌倉「もやい工藝」で購入した故・片野かほりさんによる絞染を額装。柳宗悦の勧めで染色家・芹沢銈介さんから「染色の道」を学んだ片野元彦さんに付いて仕事し、独自の「片野絞」を極めたかほりさん。この絞染は高度で緻密な技術をあえて前に出さない、余白あるおおらかな美が宿る。この文様を選んだ故・久野恵一さんの眼に改めて敬服する。飾る壁には、芹沢さんの型絵染を合わせて配した。これも恵一さんが所持していたものだ。三浦市「讃々舎」の高梨さんによれば、うちわにするための絵だとか。

LEICA M-E , 7ARTISANS 28mm f1.4