鎌倉と逗子で高カロリーな飲食を愉しんだあと、葉山の家まで歩くことにした。長柄から堀内へと裏道を進み、常緑樹が茂り、民家が点在する路地を抜ける。
映画『モリのいる場所』が撮影された家は素朴にして端正。こんな家で暮らす日々はどんなに情緒に満ち、心安らぐことができるだろうか。
自分には理想のフラットハウス。漁師の家っぽい無骨さがたまらない。潮風でエイジングされた杉板が美しい。この界隈にはシネマの舞台にもなる古家がまだ残っていて、憧れの気持ちがひたすら募る。
LEICA M-E, 7ARTISANS28mm f1.4