600羽は飛来してきただろうか。これほどたくさんのツバメを眼にするのは、もちろん初めて。8月半ばまで、ほぼ同じ時刻に集団行動する営みを眼のあたりにした。初めてのシーンは何にせよ、強い印象を受ける。しかも、野生の神秘となれば、なおさら。機会を設けてくれた公園に感謝。
入手したばかりの「デルトリンテム」でツバメを見つめる。
日没後の残光でもくっきりと像を結ぶ性能、見え具合にさすが違うなぁと感嘆。
ニコンの軽量な最新双眼鏡を借りた妻が「試しに覗かせて」というので手渡すと「うわぁ、重い! わたしはコレでいいわ」とニコンを手に断じた。
嗚呼、これが現実なのだ。質感や雰囲気、味わいといった曖昧な領域は自己満足で愛でるもの。そのわかりにくい感覚を愉しみたいから、僕は重厚な「デルトリンテム」を使い続けたい。
LUMIX GF-1 , MACRO ELMAR 90mm / f4