2019年8月16日金曜日

YUJUKU



1泊2日の群馬旅。午後は真田家とのつながりが深い薬師の湯、みなかみ町の湯宿温泉へ。宿は鬼才漫画家・つげ義春の『ゲンセンカン主人』のモチーフとなった大滝屋旅館



つげが旅した当時のひなびた面影は旅館にはなく、明るく清潔感に満ちた快適な宿に変わっていた。予約制の貸切風呂で源泉掛け流しの湯に心身を漬ける。宿泊人数が限られているため、2つある共同風呂もほぼプライベートな感覚で利用できる。妻が選んだ宿だが、再訪したくなるくらい居心地がよかった。



地域の幸もたらふくいただく。



これほどたくさんの夕食を口にするのは何年ぶりだろう。水が美しい場所だから、米も地酒も旨い。すっかり満たされて、食後すぐにクーラーの効く部屋で寝てしまった。極楽。次の機会には町内にある共同浴場もめぐってみようと願いつつ夢の世界へ入っていった。

つづく

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4