佃島の実家近くで水面をスナップ。やや古いデシタルライカはISO感度400までが実用。暗がりをブレずに撮るため、カメラを三脚に据える。
妖しく揺らめく水紋になかなかピントが合わず四苦八苦していると、屋形舟が行き来し始めた。お得意さんは会社員の団体なので、航行は19時から20時にかけてがピークになる。
コンクリートで護岸された川ならではの、海以上に複雑な返し波が立つ。その波間が微細な陰翳を生み、人工光を多様なトーンで映す。よく観ると、舟の灯りがこの晩の東京スカイツリーのライトアップに色彩が似る。意図して合わせているのだろうか。
ナイトモードを備え、夜景撮影に驚異の性能を発揮するiPhone 11proでも撮ってみる。佃島でいちばん風情ある家をナイトモードは肉眼をはるかに超えて明るく見せる。
さらに暗い川に向けても、この通り。手持ちでもブレずに、舟の動きを静止させる。
LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4
iPhone11 pro