2019年11月9日土曜日

cian



 2020年1月はじめの葉山一色海岸アート展に向けて、展示作品の絞り込みも最終段階。南大塚のガリ版発信基地に4度目の訪問をして、さらに試し刷りをおこなった。



Hand Saw Press菅野さんに手渡したデータは夜の隅田川水面の妖しい紋様を撮った写真をシアン(青)一色に分版したもの。PCで確認して、「うわぁ、黒いなぁ」と青い領域の濃度の濃さを心配する菅野さん。案の定、この部分にシアンインクが乗りすぎて、リソグラフのローラーに紙がからみついてしまった。色味としては満足なのだが、刷り出すこと自体ができないのだ。



リソグラフ側でインク量を少なめに調整してもらうと、かろうじて刷ることができた。アート展に展示するものも、同じような色調なので、とりあえずリソグラフでも表現できそうと胸をなでおろす。この印刷手段はベタ一面の写真を素材にする場合、経験とそれによる対処、準備が必須だとわかった。



自分が試し刷りしたものと、グラフィックデザイナー宮崎希沙さんの『CURRY NOTE WORK SHOP スペシャルZINE』を交換。本当はこのZINEに自身のカレー日記を刷り加えた人が持ち帰れるものだったよう。参加してみたくなって、5度目の訪問を検討中。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8