今、唯一読みたいと思う雑誌「subsequence (サブシークエンス)」の2号目が木挽町の森岡書店で先行発売されていて、昼休みに嬉々として買いに行く。年2回の発行が待ち遠しくて、数日前からソワソワしていた。取次を通していないし、買取方式だから、自由な販売スタイルを選べるし、制作にも魂がこもる。
店内では幻の創刊号を併売するほか、誌面に登場するアート、工芸作品が展示されている。
柳宗理(むねみち)を魅了した花紋折りの数々も。以前、書籍『花紋折り 内山光弘の世界』を参考にこの折りをトライしたものの、分度器を用いる緻密な手法がいい加減な自分には無理と早々に諦めた。もう一度、じっくり向き合ってみようかな。
夜は店主、森岡督行さんと編集長の井出幸亮さんの対談が催され、聴きに行く。大好きな雑誌の編集長の言葉を耳にできるという幸せ。
紙媒体が好きという井出さん。この雑誌が生まれた背景、テーマ、タイトルのことなど、制作現場の裏話を饒舌に語ってくれた。とくに、SNSやインターネットと紙媒体の違いについてと、雑誌作りも手工芸であるという言葉に心が留まった。この対談内容も後日、noteにてお伝えします。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f2.8