多様な才能をみせるアーティストめぐるさん。最近は和菓子で季節の旬と色を独自の感性で表現している。いつか緑の練りきり菓子を撮りたいと願っていたら、たまたま翌日創作するという。幸運な好機に乗じて、ぼくのぶんもお願いした。
伸びやかで自由なかたち、色合い。とくに明るく淡いグリーンが彼女らしい。撮影後、すぐに食べてしまったが、肉眼ではもっとヴィヴィットだったような。色の認識はかくもあやうい。
室内に差す光だけで撮影。ハッセルブラッドとヴェルヴィア・ポジフィルムではどんなふうに写るだろうか。この生菓子には金色がアクセントで使われていたから、その華を表すにはアンダー気味の露出が適している。一方で、ポップな春のイメージにもしたい。で、どっちを取るか悩む。
現像アプリでやりすぎるのも野暮だし。さて、どうしようか。
SIGMA DP3 MERRILL75mm / f2.8
