大雨が降ったり、寒くなったり、不順な春の天気。雨があがると蒼い空が顔を出し、光が差す。
そんな湘南特有の劇的な蒼い景色に魅せられ、茅ヶ崎の蔵元は、杜氏も含めてスタッフを一新して造った酒の名を『天青』と名付けた。
大雨のあとの光あふれる晴天に逢うたびに、ぼくはこのエピソードを思い起こす。
空気中の塵が洗い流され、陰翳のコントラストも激しい。
雲がすごいスピードで流れていく。太陽に掛かると一瞬深い影をもたらす。窓のシェードに木影が映ったり、消えたり。そんな情景に和みながら、今日も平穏に家で過ごす。
Panasonic GF-1 , MACRO ELMAR 90mm / f4