2020年8月27日木曜日

赤い半月と紫蘇寒天



清涼な秋風が吹き通る夜。10時半くらいの月入りをベランダから眺めたら海面に月光が映っていた。赤く染まる情趣に心奪われ、望遠レンズを三脚に据えてビーチへ。水平線にハーフムーンが沈むまで砂に膝を立て夢中に写し留めた。徐々に消えゆく月の道。幻想的なシーンを目の当たりにして、興奮からか3時過ぎに起床しないといけないのに、なかなか寝つけなかった。



翌日、早朝の仕事を終えてから、幻想の宵をイメージしたゼリーを冷蔵庫にあった寒天粉末と自家製赤紫蘇ドリンクで作った。西陽に照らして記念撮影して(笑)試食。砂糖を加えず、レモン汁を和えただけの淡い味。儚く美しい晩夏のご馳走はさらっといただくに限る。

ちなみにDURALEXのグラスは90年代に広尾のF.O.B COOPで購入。丈夫な日用品は現役。工藝の器に出番を奪われたけれど、無骨でラフに使える工業製品、業務用品に夢中だった当時を懐かしみ、ときどき使っています。

LEICA M-E , VISOFLEX3+TELYT200mm /f4
MACRO ELMAR 90mm / f4