旧知のアートディレクターであり友人の坂井さんにライカのフィルムカメラM5を譲ってもらい、本人と事務所のある神宮前を試し撮りしたのは半年前のこと。
行き交う人が少ない明治通りという風景が妙に澄んだ午後の斜光に照らし出される。その非日常感を風化も美化もせず、リアルに留めておきたくて最もシャープで微粒子性に優れるモノクロネガフィルムで撮影。先日、ようやく逗子駅近くのペンギン商会で現像に出し、フィルム特有の味わいを愛でた。このコダックT-MAXは専用ラボが増感をかける手間もあって現像代はスキャンとCD-ROMへの焼きこみを含めてなんと1本2,000円強。今の自分には不相応な遊びだが、モノクロフィルムの入手や現像はいくらお金を払ってもできなくなる日も近い気がしている。家の近くでまだそれが可能な現状を有り難み、楽しめるときにやっておかなくては。
LEICA M5 , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4
KODAK T-MAX400