久々にSHO FARMで援農。今夏は台風直撃を回避できたため秋の畑は豊作。たくさんの野菜が種類豊富で賑やか。
葉野菜のなかでも大好きなルッコラと、春以降に関わっていた田んぼ脇で育った田ノ黒豆もたっぷり。作業に入る前から買って帰るのが楽しみだった。
干し柿のオレンジが鮮やか。緑のほか、秋の温かな色彩に魅せられる。
この日は植えたタマネギまわりの雑草取りと生姜の収穫をお手伝い。午前は極めて難易度の高い根気を要する繊細な仕事。午後はお祭りに参加するような華やかな悦びをもたらす仕事。対極のコントラストが心に強いアクセントをもたらす。作業内容の選択と流れに農園主、翔さんの援農者への深い思慮を感じ取った。
農家の苦労が報われる、最も美味しいパートを体感させてもらい感謝。
生姜は販売用のほか、来季のために種を取るための準備を進める。乾燥する冬に向けていかに生姜を湿気で包んでいくか独自の工夫を凝らす。そのノウハウを得るまで7年間試行錯誤を重ねてきたそう。この土地の気候とさまざまな土壌に合わせてどうフィットさせていくか、まずはトライしてみなくては前に進めない。失敗を恐れずに取り組む姿勢に改めて感銘を受けた。
直売所近くに風除けとして植えていたソルゴーを運び、生姜に被せようとしているのはスタッフのコーキ君。経験に基づく自身の考えをしっかり持つ純粋で誠実な人。畑で話して、この半島における千年続く農業のキーパーソンの一人になることを確信した。同時に、洞察力ある彼のピュアな言葉が核心を突いていて、ドギマギし動揺。その指摘はずっと心に残りそう。
畑には均一のかたち、大きさに育ちやすいF1種と不揃いな姿の在来種の野菜が並んでいる。ニーズという実際も睨みながら、次のステップをいろいろ探り栽培している。そのクレバーな思考と優れたバランス感覚に惹かれた。
身体を動かし、植物と土に触れ、昼にはお腹がグーと鳴る。薪窯のあるキッチンから芳しい香りが畑に漂う。
採れたて野菜のシンプルなサラダ。赤の差し色が輝いて見える。
酢漬けが沁みる味わい。
薪で炊いたご飯を援農仲間の雨宮さんはおにぎりに。炊き加減が絶妙だった。無農薬野菜をモリモリ食べて免疫力をフルチャージ。
デザートは焼き栗と焼き芋。素朴な甘味に和む。あー幸せ。
SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8












