群馬の老神温泉♨️で一泊した後は長野の青木村、沓掛温泉へ移動。GO TOトラベルのたまたまの縁で「叶屋旅館」に宿泊。迎えてくれた当主は元エンジニアの今井さん。閉業していた旅館を買い取ってDIYでリニューアル。建物は歴史ある佇まいだが、新規開業したのは2019年のこと。今井さんが温泉宿を営むことになった経緯は長野県公式サイトGO NAGANOの記事が詳しい。今井さんいわく、何ひとつ欠けても行き着かなかったというストーリーが背景にあったことを知り、驚く。
源泉掛け流しの温泉は温度が36〜37℃と低い「ぬる湯」。30分以上湯舟のなかでリラックスでき、そうすることでじわじわと発汗して芯から温まり、免疫細胞が活発化して自然治癒力も高まるのだとか。じっさいに浸かっていると、心身のこわばりが緩み、温泉が身体に沁み入ってくる感覚があった。持病の治療でさまざまな温泉を体験した末にぬる湯が身体にもっとも負担がなく、湯治効果が高いとわかったと今井さん。ぬる湯ばかりをめぐる人も居るほど、通好みな温泉なのだ。
夫婦2人だけできりもりし、できることは限られているからと宿泊客は3組限定で素泊まりのみ。新型コロナウイルス対策でトイレは各部屋専用に用意され、風呂は貸し切りとなる。そのゆったりとした体制が自分たちにはとても心地良かった。食事は共同キッチンで自炊もできるが、隣接する定食店「千楽」で夕食と朝食を予約していただける。湯上がりにカウンター席に着いて野沢菜や地野菜の漬けものを肴に辛口の地酒を味わえる、なんとも至福の空間である。この自家製漬けものが気絶するくらい旨くて、酒がグイグイ進んでしまった。
さらに妻は名物の『うずら焼』と揚げものセットをオーダー。
ぼくはカツカレーでお腹を幸せに満たす。翌朝の朝食がまた素晴らしく、陽気な女将さんと楽しくおしゃべりして食材の豊かな地域に魅せられ、心も温まった。また、訪ねたいな。
LEICA M-E , ELMARIT 28mm 4th gen. /f2.8 jpeg
SIGMA DP3 MERRILL 75mm / f2.8