来年1月の葉山一色海岸アート展に向けて撮影を順調に重ねています。和菓子めぐるさんが葉山の光と色、植物、海岸生物などふだん眼にするもの、関心が深いものをモチーフに和菓子を創作。それをぼくが撮っていく協働制作。上は葉山の岩礁に生えるハバノリ。波をかぶった水滴の煌めきを表現。写真はすべて葉山一色の午後3時過ぎの自然光のみで撮影。庭に群茂する植物越しに斜めから差し込む柔和な光をそっと当てています。アプリで彩度はいじらず観た目のままに。
これはめぐるさんの畑で咲いた茶の花をイメージ。その主題に薄いピントを合わせる。この柔らかくとろけるアウトフォーカスの階調はライカレンズならではの描写では? ズミルックス50mmに接写リングOUFROを合わせて絞り開放でグッと迫っています。
これはエンツォ・マーリのキューブ葉山版。地層の葉山層に潜む子産石を表しています。ぜんたいを見渡せるようマクロエルマー90mmと接写リングで絞りを絞ってピントの幅を広くしました。和菓子のかたち、色を際立たせたいので皿に乗せず、背景紙に直接、あるいは最小限に経木だけ敷きました。背景紙は反射せず、色合いが美しい『Ambiance Paper』を用いています。
本当はキューブを縦に積み重ねたかったのですが、球体を包む寒天がツルツルと滑り、不可。倒れた衝撃で形が崩壊して思わず悲鳴をあげ、とても気落ちしてしまいました。そんなぼくに優しい声を掛けてくれた、めぐるさんのおおらかさに感激。なんと翌日に作り直していただき、今度は寒天を凍らせてから再トライ。思い描いた通りに撮れたときはガッツポーズしてしまいました。霜が降りたような風情は展示期間の真冬らしく、球体も潜み感が増して、これはこれでアリの表現かと。具体的な写真とともに展示します。めぐるさん、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします!
PANASONIC GF-1 , SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4 & MACRO ELMAR 90mm / f4 +LEITZ OUFRO