aveやセブンで買う安ワインが我が家の日常ワイン。それなりの味でも心眼を酔わせたくて吹きガラスのデキャンタを讃々舎にて購入。店主の高梨さんが選ぶものはどっしりとした健やかな安定感と骨格があるのが魅力。
どこで誰が吹いた瓶かはわからないが、気軽に使えるのが佳い。ずっとダイニングテーブルに飾りながら、ときどき用をたす。無機質で寂しい工業製品にはない温かみと色彩が食卓の華になる。
光の具合や角度によってブルーにもグリーンにも見える。溶け合う色にときめき、うっとりする。
高梨さんからは九州への仕入れ旅で出合えたという立派な碗を見せてもらった。高台もしっかりとした造形、そして揺らぐ独特な文様。高い技術と芸術性を兼ね備えた小鹿田焼の工人、坂本茂木さんが手がけたものだろう。これは非売品だが、訪ねるたびに強く惹かれるものに眼が幸福になる。今度はあれを買おうと心に留めて店を出る。
LEICA M-E , SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4